BE MINE/3


授業の合間の休憩時間やお昼休みにでも突撃してくるかなと構えてたのだが何事もなかったので、むしろ肩すかしな気分であった。

「アナタは? 職員室で見かけた事があるような気もするけど」

「うわっ、起きてたのかね」

起きる気配を感じたら「個性」を発動させてマッチョ体型に変身するつもりだった。リカバリーガールが昼食を食べに行ったので、手持ちぶさた気味に薬棚などを眺めていたのだが……油断していた。ヤバい見られたと焦ったが、ここは他人のふりで押し通すしかあるまい。

「そ、そうだ。非常勤の講師でね。うん。名前はえーと」

「……としのり、さん?」

「は?」

「ここに放り出してる上着、アナタのですよね。裏側にネームが刺繍してある」

「あ、そうか」

いきなり正体がバレたかと焦ったが、よく考えたらオールマイトの本名は公表していない。

「その、非常勤なもんだから、今日はちょうど手があいててね。体調はどうだね。教室に戻れそうなら、私はお役御免で職員室に戻るが……お腹の具合はどうだね」

「腹? 別に無傷ですけど」

「そうじゃなく、もうお昼過ぎだからね。ちょうど今、五時限目の最中だ」

「緑谷は?」

「君が庇ったおかげで無傷だよ。あの圧倒的な『個性』を前にして、怯まず飛び込んだ、その勇気は賞賛に値するよ。さすがヒーローの卵だ。方法には、多少問題があるがね。無茶し過ぎだ」

「そんなんじゃないです。じゃあ……来てないんですね」

オールマイトに確認したというよりは、自嘲気味に漏らした独り言のようだった。

轟が体を起こす。シーツが滑り落ちて、裸の上半身が露わになったので、オールマイトはベッド脇に放り出してあった上着を拾い上げて、轟の肩に羽織らせてやった。オールマイトの「個性」発動状態に合わせて仕立てているので、そこそこ上背のある轟でも横幅が余ってブカブカだが、制服のシャツやブレザーはとても着れた状態じゃないので、仕方ない。轟はやや俯き加減で、その上着の前を両手でかきあわせた。

「俺は、全然ヒーローじゃないです。緑谷だったから、できただけで」

「良かったら、話を聞かせてくれないかな」

轟は、亀の子のように首をすくめた。上着の衿に顔半分まですっぽり隠れるようになる。そのまましばらく何か考えていた様子であったが「緑谷には、前に助けられたから、その借りを返しただけです。それだけ」と、ぼそっと吐き出した。あとは、沈黙。

「そうかね。ま、無理強いはしないよ……起きれるのなら、教室に戻るかい? それとも早退するかね? 早退するなら、ミッドナイト君に連絡して早退届と……ついでに君のカバンを取ってきてもらおう」

「戻りたくはないけど、帰りたくもないです」

その拗ねたような表情に、まるで家出娘だなと呆れる。
「しかし、ここに住むわけにもいかないだろう?」と説得するが、頑なに首を振って拒むばかりだ。

「仕方ないね、とりあえずリカバリーガールが戻ったら、食堂で遅い昼ご飯でも食べよう。空腹では気持ちは荒む」

「食べに行くなら、外がいい」

「は?」

「学食じゃ、やだ」

訂正しよう。まるで家出娘、じゃない。まさに家出娘。まるっきりエンコーJKじゃないか、ケシカラン。
そこで、以前ミッドナイトが首を傾げていたのを思い出す。緑谷について「あの子が『オンナ』になった匂いもしないのよねぇ、何故か」と。もしかしたら、我々は認識違いをしていたのだろうか。つまり『オンナ』になったのは、緑谷君じゃなくて。
オールマイトが頭を抱えていると、そこに「うーん、やっぱり学食のランチは若い子向けだね、年寄りにはちょっと重たいわいな」とボヤきながらリカバリーガールが戻ってきた。

「あれま、アンタ、その格好でいいのかい」

それは、オールマイトがトゥルーフォームでいることへの発言だろう。オールマイトは「まぁまぁまぁ」と片手を上げて、それ以上の追及を制した。ここで下手な言い訳をすれば、やぶ蛇だ。

「それよりも、着替えか何かあるかな。ちょっと外へ食事に行きたいんだが、彼のシャツやブレザーはあんなんだし」

「着替え? まぁ、たまに吐いて汚したりする子もいるから、多少は置いてるよ。体操着でいいかね」

「一見、雄英生と分からない方が、ありがたい」

「それだと、女物のワンピースみたいなのしか残ってないんだけど……また今度、古着かき集めてこなくちゃねぇ」

「OH!GOD! やっぱり食堂にしておこうよ、轟少年」

だが、轟は細い腕を伸ばして「それでいいです」と答えた。姉がいる身としては(それも容姿端麗ならば、特に)着せ替え人形にされた経験ぐらい、一度や二度はあるものだ。





話は少しだけ、遡る。
昼休み、保健室に行こうとした緑谷を引き止めたのは、飯田であった。ちなみに各授業の合間の休憩時間は、相澤に宿題のプリントをなくした件で、ネチネチと絞られていた。

「緑谷君。今朝の返事を聞いていないんだが」

「返事? えっ、なんの?」

かなり素で聞き返してしまったが、よく考えれば、そもそもの発端は飯田なわけで。またも懲りずに衆人環視の中、そんな話を展開するのかと緑谷は呆れるが、真面目人間の飯田にしてみれば「この愛は、誰にも何も恥じることはない」と胸を張りたいところなのだろう。

「と、とりあえず、ここじゃアレだから」

好奇の視線がグサグサと遠慮なく突き刺さって来るのを感じながら、必死で飯田のデカい図体を教室から引っ張り出した。
どこか、誰もいないところ……漫画やドラマでよくある屋上は、現実には事故防止のために施錠されていて勝手には使えないし、校舎裏の非常階段周辺も昼休みは人の出入りが少なくない。音楽室や理科室などの準備室は、施錠管理されているか、あるいは部室として使われていて部員らがたむろしているし……と、必死で脳をフル回転させる。

「確か図書室の書庫って、昼休みは入れたよね?」

「歴代の卒アルが置かれてる部屋か……図書室が開いてる時間なら、多分」

本来、廃棄処分待ちの蔵書などを一時保管している狭い倉庫なのだが、雄英OB達の若き日の勇姿を見たいというリクエストが多いので、司書の先生の好意で開放されているのだ。

「だが、あそこで告白したカップルは別れるというジンクスというか、呪いが。なんでも、ここのOBの霊が憑いているって」

「そうなの?」

「ヒーローになれたはいいが、ある事件で恋人を人質に取られ、多くの市民を助けるために恋人を捨てる選択をしたとか。世間には賞賛されたけど、本人は後悔して自殺。死後もカップルを恨んでいるんだそうだ」

「向こうで恋人と一緒になってそうだけど、それでも呪うんだ? というか、僕そこそこヒーローオタクで詳しいつもりだけど、そんな事例、聞いたことないよ」

「しかし、実際ここで何組も破局しているという噂を聞くと、どうも」

だいたい、こんなふうに自由に使えて二人きりになれる手頃なサイズの静かな空間なんて、告白にはもってこいの場所じゃないか。全体数が多ければ、その中で破局したカップルもそこそこの数になるわけで、呪いというよりは、単なる統計上の問題のような気がする……が、今ここでそんなことを論じるのは、時間の無駄だ。代わりに「告白は教室でしたんだから、もう、ジンクスは関係ないんじゃないかな」とお茶を濁すと、思ったより素直に「それもそうだ」と納得して貰えた。
引き戸を開けて、室内を覗き込む。書架や積み上げた本の陰にも誰もいないことを確かめた。ひょっとしたら葉隠透のような「透明になる個性持ち」が全裸で隠れているかもしれないが、そんな可能性まではあえて考えない。

「わざわざこんな場を設けなくても、ひとこと『YES』と言ってくれれば済む話なんだが」

「YES限定?!」

「NOというつもりなのかい? 他に付き合っている人もいないんだろう? そして、緑谷君は僕のことが嫌いじゃない筈だ。どこに障害があるんだ」

「いや、だって……男同士だし」

そう口走った途端、そういえば、轟君とも男同士なんだよな……と、今更のように気付く。

「性差別はよくないぞ、緑谷君。それに入院中、その、シてくれただろ。あれは、愛がなければできないことだ」

「いや、あれは生理現象を処理しただけだし……その、一度ヤったからって、愛してるっていうのもちょっと短絡的、じゃないかな」

轟君とだって同じじゃないか。セックスしたといっても、所詮はただの生理現象の処理で、ちょっとヤったからって……って、何このブーメラン。

「しかし、君にあそこまでさせた僕には、君を幸せにする義務がある」

「いやいや、そこまで大げさに考えてくれなくてもいいってば。もしかしたら僕じゃなくて、轟君に頼んだかもしれないんでしょ?」

「でも、実際には緑谷君なんだから」

僕は、幸せにしてあげるなんて、そこまで大層なこと考えたっけ。
寄り添うことで、苦しんでいるのが少しでも楽になればいいな、とは考えたけどさ。

「それに……電話でも話したけど、轟君からは好きにしろと言われたんだ。だから轟君の存在は、僕を拒む理由にはならないと思うよ」

「そ、それなんだけど……もしかして、その、入院中のことも話した? アレを手伝ったとかなんとか」

「こじれたら言うつもりだったが、割とあっさり引いてくれたので、そこまで突っ込んだ話にはならなかったな」

「そう、なんだ」

その件が轟にバレていないことだけが幸い、かもしれない。
緑谷自身はただの作業だったと軽く考えていたが、飯田がそうは受け取らなかったように、轟がどうジャッジするかは轟にしか分からない。浮気の基準なんて人それぞれだ。

「あの、さ。そうそう急に、飯田君を恋愛対象としては見れないよ。その、今朝言ってくれたように、もうちょっと気長にゆっくり待ってよ」

「もうちょっととは、どのぐらいかな?」

「タイムリミットはつけられないけど。えーと、交換日記ぐらいなら、するからさ」

「それでもいいけど……こうやって、距離を詰めるって方法もあるよね」

飯田が緑谷の頭のすぐ脇で、壁に手をついた。両腕で壁際に追いこまれる、いわゆる「壁ドン(誤用)」のポーズだ。体格差のせいで、そのまま押しつぶされそうな圧迫感を感じる。

「えっ、ちょ……待って、この姿勢、なんかこわいんですけど」

「大丈夫。できる限り優しくするから、僕のものになってくれるね?」

顎を掴まれて「ひっ」と引き攣った声がもれた。もしかして、というか多分、もしかしなくても、僕が女役の方? だよね、僕の方がちっこいんだから、本来、その方が自然なんだよね。轟君とはなぜか逆だったけれども……ヤバい、なんとかうまく断らないと、このままじゃ二股というか、尻が二つに割れるハメになる。飯田君のあんな太さのをぶっ込まれるとか、無理。ダメ絶対。いや、麗日さんにときめいているのを見逃してもらってるから、三股か。っていやいや、そんなうまいこと言ってる場合じゃなくて。
誰か助けて、轟君……などと緑谷がパニックになっていると、飯田が吹き出した。

「い……飯田君?」

「はー負けた負けた。やっぱりジンクスってあるんだな。そういや、委員長タイプのヒロインなんて、轟君の方が合ってるよな。美人だし」

「え?」

「だって緑谷君、さっきからずっと、轟君のこと考えてるだろ」

「う……うん。その、怪我、させちゃったからね。だから、早く保健室に行ってあげたいんだけど」

「それだけじゃない。轟君も……隠してはいるけど、何の気持ちもなくて、あの場には飛び込めない。それも個性を使わずに、だ。悔しいけど、僕は動けなかった。スピードだけなら多分、轟君よりも早く、君を庇ってあの場から離脱させることもできた筈なのに」

飯田がメガネを外し、涙を堪えているのか、目頭を揉むような仕草をした。

「あの、飯田君。ごめんね……でも、友達としては、飯田君のことが大好きなのは確かだから。その、変な言い方だけど、これからもよろしくね?」

握手しようと緑谷が右手を差し出すと、飯田はその手を握るのではなく、ふわっと包むようにして手の甲を上にさせた。戒めのために残している傷痕が痛々しい緑谷の手をまじまじと眺め、その甲に万感の想いを乗せて唇を寄せる。そういえば、手の甲のキスは敬愛、だっけか……と、緑谷はぼんやりと考えていた。

「緑谷君。君が僕だけのひとになってくれなくても、誰かのものになってしまっても、あるいは誰のものにもならなくても……せめて友人として一緒に、その」

「うん。一緒に、強くなろう。ヒーローになろうよ」

にっこり笑いかけると、飯田も泣き笑いのような表情を浮かべる。そこに、昼休み終了の予鈴が鳴った。





結局保健室に行けないまま、教室に戻るはめになった。麗日が駆け寄ってきて「デク君、どこ行ってたん?」と尋ねる。

「えっと、書庫。図書室の横の」

「えーっ、あそこアカンやん。大丈夫やったん?」

大丈夫って何が……と聞き返そうとして「呪い」とやらの噂話を思い出す。
どう答えたものか迷った緑谷が飯田に視線をやると、飯田は苦笑いをしながら「祟られちゃったよ」と、代わって答えた。それを聞いた女子が「やっぱり」「本当にあの部屋、呪われてるんだ」「怖いね」と、囁き合う。

「なんでなん? デク君。飯田君ええやん。絶対、大切にしてくれると思うで?」

それを麗日さんに追及されるのは辛いです……とは言えなかった。
代わりに、飯田が「まぁまぁまぁ」と麗日を宥めて、場を納めようとするが、女子共は全く堪えずに「やっぱりツンデレ幼馴染みのパターンなのかしら?」「DV彼氏と別れられないのって、共依存だっけ? 良くないと思うけどなぁ」などと、口々に勝手なことを言っている。

「そこで、なんでかっちゃん?」「そこで、なんで俺だよ!」

つい、ハモってしまった。確かに、かっちゃんは幼馴染みで……ツンデレというにはデレたこと無いけど、昔から「個性」は凄いなと思ってたし、あんなふうに強くなれたらいいなと憧れていたし、戦い方とかは凄く参考になるし、意地悪されながらも、なんだかんだ長い付き合いだけど。

「誰が、こんなドックソナードなんかと」

ほらね、これだもん。
僕だって頑張ってるんだし、少しは成長してるって認めてほしいナとは思う。轟君なんかは僕のこと認めてくれてるのに、って。でも、その感情と「好き」っていうのは、別ものだと思う。ぶっちゃけ、もしかっちゃんに優しくされたら、気持ち悪いと思うし。

「えーじゃあ、轟君かなぁ?」

「でも、前に噂になったときは、なんか全然そんな感じじゃなかったのにね」

「むしろ、職場体験から帰って来てからの方が、それっぽいかも。よく飯田君と三人でいるよね」

「三角関係?」

「爆豪君、蚊帳の外すぎない?」

いい加減にしろと爆豪がキレかかったが、その前に「そろそろ五時限目の授業が始まるぞ」と、飯田がその場をうまく取り仕切った。





気まぐれの外食にしては散財したな……と、オールマイトは苦笑いした。ひらひらしたワンピに男物の靴はヘンテコで目立つから、サンダルでも買ってやろうとタクシーで繁華街まで出たら、ついでに特徴的な二色の髪と火傷の痕を隠すための帽子も選ばされた。

「すごく似合いますよ。こちらのお帽子のワンポイントの花は、クローバーをモチーフにしてるんですけど、花言葉は『私のものになって』っていうんです。控えめだけど、情熱的でしょ? ご一緒にスカーフもどうですか?」

なぜか売り子は妙にハイテンションになっていたが、轟は鏡を覗き込んで「姉貴そっくり」とボヤいた。

「ここで褒めるべきかどうか、非常に悩ましいところなんだが……お姉さんも美人なのだね。まるでモデルさんのようだ」

ちょっとした変装のつもりだったのだが、思ったよりも大掛かりになってしまった。いくら細身でスタイルが良いから似合うとはいえ、こんな悪ふざけ、エンデヴァー君にバレたら殺される。確実に、骨までこんがりウェルダンに焼かれてしまうに違いない。ついつい、ノリと勢いで考えなしに突っ走ってしまうのは、自分の悪いクセだ。

「さて、何か食べたいもののリクエストはあるかね?」

現金での会計を済ませ、連れ出そうとしたところで、ショップの店員が「あのー」と声をかけてきた。

「その子、めっちゃ可愛いから、もし嫌じゃなかったら、メイクしてあげたいんですけど、いいですか? 傷の痕も隠せると思うし」

轟は『傷のない顔』にちょっと興味があったようで、チラリとオールマイトの顔色を伺ったが、心底困惑しているのを察して「いや、いいです」と断った。

「それより、紙袋を頂けますか? 脱いだ靴が入るような」

店を出た途端に腕にしがみつかれてオールマイトは驚いたが、どうやら踵がハイヒールになっているデザインなので、うまく歩けないらしい。

「これでも、踵が固定されてるから歩きやすいって言われたのに」

「轟少年は体幹がちょっと弱いのかな。そうでなくとも、女性の靴はバランスが悪いのだが……やれやれ。またタクシーでも拾うか。表通りまでは頑張ってくれたまえよ」

オールマイトはすっかり諦め顔だ。個性発動時の二メートル超の巨躯ならスマートにエスコートしてやれたろうが、あいにく今はこの貧相な体だ。ヒールの分、轟の方が高いので、いまいちカッコがつかない。もういいや。ここまできたら矢でも鉄砲でも来いという気分だ。こうやって、ズルズルとハマり込むんだろうな。おおお、恐ろしい。女子高生恐るべし。いや、女子じゃないが。
タクシーを呼び止め、隣の区にある高級ホテルの名前を告げる。あそこの最上階の空中レストランなら、和洋中織り交ぜたビッフェのコースがあったな、と思い出したからだ。それなら、好きなものを好きなだけ食べられる。軽食でいいのなら、ロビーの喫茶店も悪くない。セレブ御用達のため(一周回って)中途半端な高級店のようにドレスコードをとやかく言わないし、サービスも行き届いており、スタッフの口も固い。

「うわ、ファミレスとかで良かったのに……なんか、その、スミマセン」

「うん、まぁ、たまにはね」

そういえばオールマイト全盛期の頃は、こんな風に女性を連れ歩いたらスキャンダルになるからと自制し、体を壊してからは、正体を隠すために人との深い関わりを避けていた。だから、たまには……教え子で、未成年で、男の子で……しかも、同世代ライバルの息子さんなんだけど。食事するだけだから、いいよね。
ドッと疲れて後部座席のシートに体を沈み込ませながら、ふと携帯電話を上着の内ポケットから引っ張り出す。

「げ」

不在着信数十件、メール十数件……オールマイトは携帯をポケットに戻し、見なかったことにした。ちょっと食事に連れ出すだけって、リカバリーガールには伝言しておいたじゃん、すぐ戻るって!


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初出:2015年09月16日
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