クリパ!/上
【1】宴の幕開け
坂本(担当/伯方):今回のチャットのテーマは何じゃ、クリパか。サイト収録遅れてしまって、もうすっかり夏じゃき、クリスマスちゅーのもどうかのう。クリパちゅうたら、頭の悪い集いみたいな名前ぜよ。
桂(担当/ハル):頭が悪い? 大体あっているではないか。
陸奥(担当/北宮):カシラの場合は、パーちうだけでなく、さらに天パなわけじゃが。
坂本:アッハッハー! 天然パーマに悪人はおらんぜよ。
陸奥:パーばかりじゃがな。
桂:天パと言えば、銀時も負けてはいないな……そんな訳で、皆の衆、こんばんわ。シチュエーション決めから参ろうではないか。
坂本:お、ヅラが仕切っちゅう、仕切っちゅう(笑)
高杉(担当/萬):ヅラ、来てやったぜ。
坂本:おーい、金時ー?
銀時(担当/あきら):ちわーっす……って、金時じゃねー! 銀時だってーの!
桂:よく来たな……ヅラじゃない桂だ。
坂本:とりあえず、ワシが主催のクリスマスパーチーという設定でよかね? ちょっと季節的にアレじゃが、真夏のクリスマスだかいうのもあるようじゃき、よかよか。
桂:む。クリパということで良い。厳密に言えば、真夏のクリスマスというのは、南半球の12月が夏だからという理由なのだが。
陸奥:(張り紙ぺたり→)『飲んだら吐くな 吐くなら飲むな』
高杉:何かの標語みたいだな。
坂本:陸奥、こないだの掃除、まだ怒っちゅうか(※前回行われたチャットでは、酔ってゲロ吐き大会になった)
陸奥:当然だ。
桂:じゃ、そういう事でとっとと始めるか。酒は用意してあるんだろうな、辰馬?
坂本:さっそく飲んで吐く気か(笑)
陸奥:吐くばあ飲ませるなということだ。
高杉:ククッ、その時ァ、皆潰してしまえばいいのさ。
陸奥:先に言うておく。ゲロバケツを洗うのはカシラの仕事じゃ。
坂本:なんじゃと、ぶっとばすぞ、クソアマァ(ぼそ←面と向かっては言えない)……高杉ぃ……陸奥が虐める……いいのぅ、おぬしんところの部下はかわいいのが揃うっちょって。
桂:まったく、はなから穏やかでは無いな……皆、適量で楽しめばよかろう。あっ、おい銀時! メインのケーキにイキナリ手をつけるんじゃない!
坂本:これ、金時、金時のはこっちじゃ。糖尿病対策・糖分控えめケーキはこっちぜよ。
銀時:両方食う!(坂本からケーキ受け取り)
高杉:銀時、お前は甘けりゃ何でもいいんじゃねーのか?(白砂糖1キロの袋を出す)
坂本:ああ、それだと安上がりじゃな。特売なら1キロ100円じゃき。
桂:余計悪いわ! 高杉! キサマもあおるんじゃない!
銀時:こんなザラザラのまんまの砂糖なんか、食えるかっ! せめて溶かして飴にしてきやがれ!
陸奥:……犬用でも分からんものだな(ぼそ)
坂本:犬用? む、陸奥……こ、こいつ……(汗)
陸奥:糖分の少ないものを買えちゅうたのは、カシラじゃなか?
坂本:いや、言うたがな、犬用とは思わなかろー……ともあれ、砂糖を溶かしたら良いそうじゃ……ほれ、晋助(バケツ差し出し
高杉:注文の多いヤローだぜ(水道水をバケツに5リットルほど入れ、砂糖をそのままドバドバと全部入れる。そこに溶け残ったまま、銀時に差し出す)
銀時:ちょっ、このケーキ、犬用って、おまっ!
桂:ああ……つきあってられん……(エリザベスの隣に座って、手酌で呑み始め)
坂本:アッハッハー! まぁ、金時がわんこちゃんのように可愛いちゅうことじゃき! ほれ、高杉も砂糖水作ってくれちゅうよ
陸奥:おんし、これでも食べや。消費期限が昨日の饅頭やけど死なんやろう。
銀時:んなバケツの水、飲めるか! って何? いつの間に弄られキャラになってんだよ、俺っ!
坂本:それぐらい、皆、金時がかわいい思っちゅうことじゃき。諦めなぁ。
陸奥:消費期限改竄などとほたえゆうが、一日二日じゃ、かまんろう。その程度なら死なんやろう(用意した食べ物に特売品が多かったという事実は、陸奥以外知らない)
桂:そもそも、貴様が甘いものに対して、食い意地張りすぎてるからいかんのだ。ケーキをおいて、こっちに来ておとなしく飲んだらどうだ、銀時。
銀時:ヅラぁ〜(てててててて……と駆け寄り)もっと早く助けやがれ(ちょこんと隣に座り)
桂:そんな甘ったるいモンにうつつを抜かしているヤツなど知らん!(といいつつ、酌をしてやり)
銀時:これからは、ちっとは控えるようにするから、んな怒んなって(お酌受け取り)
坂本:さぁて、せっかくクリスマスじゃき、ただ飲み食いするだけじゃ味気なか。一応、それらしゅう演出もあるぜよ。せんとくるぅずの登場じゃき!
高杉:なんだ、そいつぁ、天人か、辰馬?
坂本:そうそう。クリスマスに出没する天人で、赤い服でヘラ鹿に引かせたそりに乗ってやって来る、まぁ、七福神みたいなものじゃき。
銀時:辰馬、オメェ、なんか適当に言ってネーかぁ?
坂本:あっちはあっちで仲良くしちゅうようじゃな。こっちはこっちで仲良うするか、高杉ィ(お酌して、といわんがばかりに、御猪口を差し出し)
【2】真選組登場
(控室にて)
山崎(担当/伯方):ほらほら、そろそろ出ますよ、副長。(サンタガールの格好の山崎が、土方にトナカイの着ぐるみを着せ)
土方(担当/北宮):冗談じゃねぇ、クソ暑いんだよ、この格好は!
沖田(担当/ハル):俺も暑いんで、下半身フンドシでいいですかイ。赤いから丁度いいでやんしょう? 山崎もミニスカなんだし。
山崎:いや、フンドシはダメっすよ。ちゃんと衣装着てください。
沖田:だったらせめて、サーファーサンタさせてくだせぇ。えーと、サーフボードはそこのトナカイで(おもむろに土方トナカイの背にまたがり)
土方:ふざけんな。重いんだよてめぇ、近藤さんに乗っかってろよコノヤロー! 何が悲しくて、こんな茶番を……(ぶつくさ)
近藤(担当/伯方):トシ、そう言うな。これも潜入捜査のためだ。配役はジャンケンで決めたではないか。俺はくりすますつりぃ怪人の役だしな。
沖田:重いって、アンタ失礼ですぜィ。ホラ出番ですヨ、とっとと走りやがれィ(背中で蹴り)
土方:でぇっ!(蹴飛ばされた勢いでドアに突っ込んで、沖田を振り落とし)
沖田:ぐあッ! いってェ!(落馬した拍子に、舞台袖から転がり出て)何しやがんでィ、トナカイこのやろー!!
桂:銀時、貴様、甘いものを控えるなどと、いつもいつもその場限りの約束ではないか……む? なにやら出てきた?
山崎:そろそろ、出番の時間ですから、いきますよ。くれぐれも、俺らが真選組とバレないように……て、いいいいいいっ!? お、沖田さんんんんん!
沖田:っておィイイ! てめぇしっかり名前呼んでンじゃねぇええ!
銀時:へ?(何か出てきた方に向き)
高杉:なんか、お前が以前やったのに似てんな、銀時。
山崎:あうううううっ、その、起きたサンクロースさんっ!(←苦しい)
土方:ち。俺らも行くか……御用……じゃねぇ めりいくるくるまわります……(だったか? と、振り向いて山崎サンタガールに確認)
近藤:よし、なりきりハニー大作戦スタートだ!(わさわさとツリーの着ぐるみ姿で)
桂:(その近藤を捕まえ)オイ貴様! あきらかに怪しいぞ!
坂本:おーーー来た来た。せんとくるぅず御一行様!
近藤:いや、怪しくない、怪しくないぞ、なぁト……トナカイ、俺ァ、くりすますつりぃ怪人だ。だって、そういう設定じゃん! なぁ、ト……トナカイ(←どうしてもトシと言いそうになるらしい)
土方:はいはい通りますよ(桂と近藤の間に割り込んで)
沖田:(気を取り直し)ハイハーイ、愚民の皆さんコンバンワ〜! せんと…何でやしたっけ、せんとうるずだよコノヤロー。
土方:(カンペ見て)……クルシミツリーの妖精さんだ。
山崎:せんとくるぅず……です。本当はサンタクロースなんですけど、せんとくるうずっていう設定なんです(フォローしきれねぇ……と、ハァと溜息)
高杉:おもしれーじゃねぇか、この木(?)なんて、試し切りにちょうど良さそうだぜ。
近藤:らめぇええええええ! 切っちゃらめぇええええええええええ!(わっさわっさと枝を振って)
桂:いや、明らかにおかしいだろう! 大体、ハニー大作戦って何だ! 木の格好とまったく関係ないではないか!
土方:ハニーというか……樹液だ、樹液(高杉に気づいて、近藤を背中に庇う位置にそっと移動)
坂本:まぁまぁ、そう細かいことは気にしなぁ。ハゲるぞ、ヅラ。だからおんしはヅラなんじゃ
桂:ヅラじゃない桂だ! いやどう見てもおかしいだろう! 銀時、貴様もなんとか言ったらどうだ!
沖田:はいはい、悪い子にはクルシミマスプレゼントあげませんぜイ(高杉の肩を押して退けさせ)
山崎:苦しみますプレゼントってなんすか、クリスマスプレゼントですよ……(もうツッコむのも訂正するのも、面倒になってきた)
銀時:んだぁ……? この変な集団(酒チビチビ飲み)ヅラぁ 友達か?(けらけら)
高杉:けっ、つまらねぇな(刀を納めて銀時の隣に座り、とっくりを奪って一気飲みする)
桂:おい銀時! 何故もう酔っ払ってるんだ!(水を持たせ)
銀時:あ!? 横取りすんじゃねーよ高杉!(むう)
桂:高杉! 貴様も…まったく、貴様らツブれても、俺は面倒みんからな!
銀時:俺ァ、全然酔っ払ってなんかねぇぜ、ヅラぁ(抱きつき)
桂:ぎっ、銀時! はしたないぞ!!(慌て)
銀時:んな冷たい事言うなって ヅラぁ(膝に寝転び)
坂本:ん? ヅラと金時はそういう仲じゃったのかァ。
桂:おっ、おい銀時!! しゃ、しゃきっとせんか!(うろたえ)
陸奥:……じょきしのない(ぺとりと濡れタオルを拡げて、銀時の顔面に置いてやり)
銀時:だってヅラぁ、俺ァ朝まで仕事だったんだぜぇ? ちと労われってんだ(むゥ)……冷めてっ!
桂:(銀時を押さえつけ)陸奥殿、申し訳ないが、水をもう一杯いただけるだろうか?
坂本:そこにあるぜよ、水なら……(※前出のバケツの砂糖水が)
陸奥:そのまま永眠しちょき。
銀時:こんくれぇで俺がくたばるか(陸奥をじろりと睨み)ちと休んでるだけだ。
沖田:(その混乱を横目に、山崎に耳打ち)……なァ、この後どーすんだっけ、適当に袋の中身配りゃいーのけぇ?
山崎:そうッすね、適当に中身を配って、後は適当に場を盛り上げてくれればいい……という契約でしたから。というか、ホントはコントか笑劇でもしてくれっていう話だったけど、アンタら練習ちっともしてくれなかったじゃないスか!
坂本:こういう大道芸人を見て場を盛り上げながら、楽しく飲み食いしようという天人の祭り……じゃった筈じゃ。なぁ、陸奥?
陸奥:そんな感じじゃったなぁ(もはや面倒)
高杉:大道芸人ねぇ、それにしちゃあ、なんか気にいらねー目つきのヤツが多いな。
土方:ンだとコラ、てメーも瞳孔開いてるくせに、自分を棚に上げんじゃねぇよ(ぼそ)
沖田:(高杉をマジマジ見やり)ふぅ〜ん、どうも悪い子が混ざってやがるようですぜイ?
山崎:オイイイイッ! そこのサンタっ、ダメだって、今日は俺ら、一応、エンターティナーなんだからっ! ハリウッダーばりの演技が求められてンだよぉおおおおお!
高杉:俺ァ、祭りは好きだが、どっちかてーと、こっちも好きだぜ?(刀を抜きながら、沖田にむけてにたりと笑う)
坂本:なんじゃぁ、剣舞かぁ? そーいうのも一興じゃのぅ。アッハッハー!
沖田:(聞いちゃいない)いい度胸じゃねーか、子供は元気がいちばんですからねィ(と言いつつ、背中の袋になにやら手をつっこみ)
土方:(そっと、近藤ツリーの背中のファスナーに手をかけて、中の物を出せるように構え)
高杉:ククッ、なら俺の望むプレゼントは分かってるだろ?
沖田:上等でイ……(高杉をにらみすえ、袋から獲物を取り出し……たらピコピコハンマー)あれっ?
山崎:だから、その中に武器は入ってませんから……って、プレゼントにピコハンっていうのもアレですけど。
銀時:なんか変な雰囲気になってんなァ、あっちは(けらけら傍観)
坂本:お、アレか? 叩いてかぶってジャンケンポン、ちうゲームか?
土方:ちっ、バカが……(どうにかこの場を誤魔化す方法を考えて)……ル、ルールはかんたん。勝ったら叩く負けたらかぶる! たたいてかぶって、じゃけんぽん!
山崎:…………(土方の奇行に唖然とし、 携帯で動画を撮っていなかったことを心から悔やむ)
桂:(土方の掛け声で、思わずジャンケン。グーを出してしまう)
近藤:おおっ!?(こちらもつられて、とっさにチョキを出してしまう)
桂:おい、俺は何で叩けばいいんだ?
高杉:ほら、ヅラ貸してやるよ(持ってた刀を差し出す)
沖田:おい!(高杉の腕をつかみ、瞳孔の開いた目で睨みつけ)こいつァゲームなんだから、物騒なモン使うんじゃねーよ。
土方:ホレ、近藤さん、コレかぶれや(ヘルメット代わりに、手元の菓子鉢を差し出し)
桂:……コンドウサンだと?
山崎:あ、ハハハハハハ……ツリーの人は今度、サンタの予定なんすよ、ねぇ?
桂:ああ、こんどォサンタか…(納得)む、叩きそびれてしまったな。
陸奥:(皆が騒いでいる背後で、黙々と片付け……るついでに日本酒のビンに水を注ぎ足す)
坂本:晋助、おんしもどうじゃ? ああいう遊びは滅多にせんじゃろ。たまにはしたらどうじゃ?
高杉:ちっ(沖田の腕を振り払い、刀をしまう)……俺がヤルと血を見るぜ(壁にもたれ、水が入れられてない酒ビンを選んであおる)
陸奥:なんじゃ、見とったんか、おんし(高杉の行動に苦笑)
坂本:そうツレないことを言いなぁ、たまにはおんしもバカになって遊びなぁ、晋助。ほれ、そんな仏頂面しとると、美人が台なしじゃき。
高杉:陸奥とか言ったな。あの天然ヤローに仕えるのも大変だな。どうだ、うちへ来ねぇか?
陸奥:嬉しいやけど、カシラにゃワシがいないと、どーにもならんでな。黙っとりゃ、ふんどしの在り処すら分からん言うし。
坂本:別に欲しいなら譲っちゃるよ、そのクソアマ……おりょうさんが嫁に来てくれたら別に、ふんどしの在り処ぐらい問題なか(ぼそ)
高杉:ほー、なら遠慮なくもらっていこうかな、代わりにロリコン野郎をくれてやるよ。
坂本:オッサンよか、おにゃのこの方がよか。おにゃのこでトレードせんか?(真顔)
陸奥:まったく、何を好き勝手言うちょるか、この天パが。
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